FXをするなら必須の基本用語!

ロスカット

ロスカットとは、損失が一定金額以上になった時に強制決済されることです。

これが設けられていないと、状況によっては損失額が取引保証金額や預かり資産の額を上回ってしまう可能性が出てきます。

ロスカットという制度が働くことによって、これをなるべく防ぐようにしていくのです。

しかしながら、為替レートが急激に変動した場合には、実際に執行されるレートがロスカットの水準から大きく離れてしまう場合もあり、預け入れた証拠金以上の損失が発生することもあります。

これを避けるためにも、証拠金に余裕のある取引を心がけ、レバレッジを高く設定しすぎないようにしましょう。

ロスカットされる水準はFX会社により異なる

ロスカット水準は証拠金の15~100%と異なり、決済内容もポジションの一部やすべてと様々です。

タイミングも会社によって違いがあり、アラートメールで通知した後、ロスカットが発生したり、水準に達した時点で決済されるパターン等があります。

おもわぬところで決済される可能性があるため、取引を開始する前に事前に確認しておく事をおすすめします。

レバッレジ

FX取引でよく目にするレバレッジとは「てこ(lever)の原理」のことで、少額の資金(証拠金)で大きな金額の取引ができることを指します。

レバレッジはFXの最大の特徴ともいえるので、しっかり理解して賢く利用しましょう。

メリットは少ない資金で大きな取引ができる

例えば、1,000ドルの取引する場合(1ドル=100円と仮定)。

レバレッジが1倍だと10万円必要ですが、2倍だと50,000円、10倍だと10,000円でいいんです。

証拠金が10万円の人も10,000円の人も同じ取引ができるのです。

逆に、手元に資金が10万円ある場合。

レバレッジが1倍だと1,000ドルの取引ですが、2倍だと2,000ドル、10倍だと10,000ドルの取引ができます。

つまり、レバレッジを効かせるとより大きな取引ができるということです。

デメリットはリスクも倍になる

少ない元手で、利益を増やすことができますが、同時に損失も大きくなります。

ここで注意したいのは、取引自体に慣れていない段階でレバレッジをかけすぎてしまうと、思わぬ損失を生むことにつながることがある、という事です。

高いレバレッジの取引は利益が大きくなった時の射幸性が強く、成功体験に依存して高いレバレッジで取引し続けることにより、損失がさらに膨らんでしまうこともあります。

スプレッド

通貨のBID(ビッド、買値)ASK(アスク、売値)の差額のことで、1通貨ごとにかかります。

差額が少ないほどコストが少なく済み、他に比べて差額が少ない事を「スプレッドが狭い」と言います。

FX会社を選ぶときの指標の一つでもあり、低コストの会社を選ぶ場合はスプレッドも重視しましょう。

ポジション

相場にエントリーして、決済していない状態を指します。

買いから入る場合をロングポジション、売りから入る場合をショートポジションと呼びます。

通貨ペア

各国の通貨と通貨の組み合わせです。

米ドルと円なら米ドル/円、ユーロ/ドル等と表記されます。

通貨ごとに実質的な手数料であるスプレッド、金利のスワップポイントが設定されており、FX会社によって異なります。

pips(ピップス)

円/ドル、ドル/ユーロなど、様々な通貨の取引する際に用いられる単位です。

1銭=1pips、1pips=0.01セント……のようにカウントします。

取引単位

通貨の取引をする際、最小の売買単位です。

米ドル/円で1ドル100円の場合を例にすると、1通貨単位であれば100円から、1000通貨単位であれば10万円からになります。

レバレッジをかければ必要な資金を抑える事ができます。仮に最大の25倍のレバレッジをかけた場合、1通貨単位なら1円、1000通貨単位なら4000円になります。

通貨単位が小さくなるほどリスクも抑えられますので、慣れない内は通貨単位を抑えてトレードする事で、低リスクで経験を積むことができます。

ロット

FXの取引をするときの取引通貨量の単位です。

国内では1ロット=1000通貨単位か1万通貨単位の場合が多く、海外では1ロット=10万通貨単位の場合もあります。

最低通貨単位が1000通貨単位の会社の場合、0.1ロット=1000通貨単位の場合もありますので、事前に開設予定のFX会社で確認しておきましょう。

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